トイレ手すりの選び方(ボルト固定の勧め)

トイレリフォームとト手摺り

青いトイレの写真は「ある病院施設のトイレ」です。

このトイレのポイントは手すりが床にボルト固定されている点にあります。

トイレ便器から立ち上がる足の筋力が落ちてくると手で身体を持ち上げて立ち上がるようになります。

腕力も落ちてきている場合は何かを掴んで身体を引き起こして立ち上がるしか方法がない為に前方にあるものを掴んで引っ張るように立ち上がるようになります。

写真の手すりで説明をするとひじ置きの前方を握って立ち上がるため手すりが固定されている必要が出てくるのです。

今回はこのトイレのリフォームを行いました。

やはり手すりは床にボルト固定をして動かないように設置しています。

車イスでの使用を前提としたトイレのため、室内は広く手すりの前方には障害物になるような物は取り付けません。

左右のひじ置きは可動式で上に上げることのできる仕様です。

次に仕様の異なる手すりを見てみましょう。

この写真はひじ置きは動かないタイプのボルト固定式の手すり付きトイレです。

座るときと立ち上がる時に役に立つアシストバーが前方に付いた手すりとなっています。

 

トイレに付ける手すりは壁に取り付けるタイプと、床にボルト固定をするタイプと、床に置くだけのタイプの3種類があります。

壁に取り付ける手すりの場合は注意が必要で、簡易的に取り付けてしまうと体重をかけると手すりがグラついたり、外れてしまったりして事故につながるケースもあります。

石膏ボード下地等の壁に手すりを取り付ける場合は必ず補強をしてから手すりを取り付けましょう。